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天野聖子 自問自答法 読書感想

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『人生を変える自問自答法』という本を読みました。 印象に残った文章と、感想を書いておきます。 タイトル:人生を変える自問自答法
著者:天野聖子
出版:PHP研究所
初版:2004.10.27
天野聖子さんは、コズミックアカデミー代表、世界婦人平和促進財団理事などをつとめておられる人で、子供の頃から霊が見える体質の人だったようです。 Page43
丹田呼吸法
・・・
丹田の位置は、おへその約九〜十五センチ下のところです。下腹部の少し下あたりに、掌をそろえて横に置いたとき小指の下と体のたて中心線が交わる位置になります。
丹田の位置が確認できたら、実践へと移ります。丹田の場所を意識し、吐く息に集中して行っていきます。
①まず、口から息を吐きながら、丹田に腹圧をかけて凹ませていきます。これ以上吐くことができなくなるまで丹田を押し込めて、下腹部の皮が背中にくっつく感じになるまで、吐ききっていきます。吐く息に集中し、口から長く細く吐いていきます。
②もう吐くことができない所まで吐ききったところで丹田をゆるめると、吸う息は自然に入ってきます。息は必ず鼻から吸うようにしてください。体内に入った宇宙エネルギーが、丹田に満ちてきます。このとき丹田に圧力がかかるので、丹田がぷっくり膨らんだ状態になっています。少し止める状態になりますが、丹田以外の力は抜けていればよいです。下腹部にある丹田で呼吸をするので、吸う息は胸には入りません。
呼吸法は、どうやら非常に重要なテーマだと思われる。 武道でも呼吸法の大切さがしばしば説かれる。 インドのヨガも、変なポーズは最終的には瞑想の為の準備作業だという。瞑想には呼吸法がセットになっている。 仏教の坐禅でも同じような事だろう。 だが、それぞれの分野でそれぞれの流派でそれぞれの師匠によって微妙に、あるいは大幅に異なる呼吸法が存在する。 果たして、自分にあった呼吸法はどれなのか? 人によって、体格、体質、性格、普段の姿勢が異なっている。 足の長さや、肌の色、生れた時代、生れた国の気候、習慣の違い、遺伝、普段の衣服、親の考え方、友達の影響、食べ物・・・無限に存在する細々とした条件によって、その人の現在が作られている。 仮にまったく同じ呼吸法をやっていたとしても、それぞれの人で表現が異なる。 例えば、私は子供の頃自分の頭部は左右に広い楕円形をしていると思っていたが、実際は前後に広い楕円形をしている事に気が付いた。 そんな勘違いもある。 まして丹田などという実際に物理的に存在していない箇所の位置など、正確に認識できるわけがない。 そもそも、呼吸法や瞑想で開眼した人々は、(止むに止まれぬ)必要性があって修業を行っていたように思える。 私にその必要性があるのか? タイミングもあるだろう。 「これだ!」と思える直感も必要な気がする。 こんな事をぐだぐだと考察しているという事は、とりあえず、まだその時(呼吸法の修業を開始する時期)では無いのかもしれない・・・ Page80
自分で考えても考えても判断することができないところまで考え抜く分析をすると、もう、自我心からは、答えが出てこなくなります。
私の場合は、これが不十分な気がする。 まだ、考察が不十分過ぎる。 まだ、私の問題は、熟考すれば答えが出てくる程度のものでしかないような気がする。 Page116
肉体を構成している細胞には、意識があることを証明した人がいます。
クリーブ・バクスター博士というアメリカ人です。・・・
彼は、「細胞は、身体の閉ざされた枠の中で、ただ無意識に動いているわけではありません。細胞の動きは、人間自身がコントロールの鍵を握っています。ちょうど環境を管理するのと同じように、私たちの態度いかんで細胞の環境はよくも悪くもなります。
私たちが嫌だと感じたことは、すぐにその気持ちが細胞に伝わります。そうすると、細胞はエネルギーを奪われます。逆に積極的な気持ちもすぐに伝わります。」と述べています。
「笑っているだけでガンが治る」という話を読んだことがある。 子供が小学生の頃に、嫌がるのを無理矢理空手の道場に連れて行ってたら、稽古前に熱を出すようになった事があった・・・ Page118
レシピアントは、自分に臓器を与えてくれたドナー(提供者)を探し出しました。そして、ドナーの家族に会い、生前のドナーの性格、食べ物の好み、趣味などを尋ねると、今、自分の中にいる別の人格が、ドナーそのものだったことを確信し、驚かされます。手術前までの自分の好みではない食べ物、趣味、考え方、行動パターン、すべてがドナーと一致していたのです。
たしか、『エホバの証人』の信者は輸血を拒否するという話があったが、こういう話を聞くと、『エホバの証人』の考え方もあながち間違ってないように思える。 Page119
まずは、心をしっかり見つめて、心に巣くっている汚れた自我を打破(破壊)することが必要となってきます。一度膿を持った傷口は、膿を外に出してあげないと、どんどん傷口が広がり、化膿していくのと同じです。膿を出せば、自然治癒力が働き、傷も治ります。しかし、自我心は傷口のように、そう簡単に破壊して再生できるものではありません。
自我心を破壊するのは、人間にとって、非常に困難な作業です。なぜかというと、私たちは今まで、自我心の厚い壁に保護されて、自分という存在を確立しているからです。保護されている壁を破壊しようとすると、恐怖と不安が襲いかかってきます。自我心の壁が「これを取り除いたら、お前は、めちゃくちゃになるぞ」という暗示を送ってくるので、今まで以上に感情が乱れたり、自信を失ったりする症状が出てきます。この状態に耐えられなくなって、また、自我心の壁の中へ引き戻ってしまうのが大半の人の生き方です。
あるある。 Page184
<丹(たん)>とは、丹砂(たんしゃ)という赤い水銀化合物を採る井戸を象形した文字で、赤い色という意味があります。また精気という深い意味もあり、同郷では不思議な効き目をもつ薬を丹薬(たんやく)(仙薬)といっています。
<田(でん)>は、区画された場所を表し、<精気>とは、生命の根源となる力で、宇宙エネルギーのことを指します。ですから丹田とは、人体の中で、宇宙エネルギー(精気)が宿る場所とされ、宇宙と人体をつなぐエネルギーの供給所、あるいは宇宙エネルギーの貯蔵庫であるといえます。
ふーん。 Page184
釈迦や白隠禅師が行った丹田呼吸とは、出る息(呼気)は長く心を用いて、入る息(吸気)は短く自然にまかせるという方法です。息を長く吐き続けるときは、腹圧を用いて丹田に圧力をかけて吐ききります。もうこれ以上、丹田に圧力かけても息が吐けないところまできたら、腹圧をゆるめます。すると、吸気は自然に入ってきます。緊張(圧力)と開放(引力)を連続して行うことで、心身が一体になっていきます。これによって、心身に種々さまざまな効果が表れてくるのです。
別の本で、おもいっきり息を吸うと書いてあった本があった。 おもいっきり息を吐いて苦しくなって息を吸うと、本人は自然にまかせて吸っていても、はたから見るとおもいっきり吸っているように見えるだろう。 あまり言葉では説明してくれない師匠のやってるのを見て、弟子が言葉で描写するとそんな間違いがたくさん出来るように思う。 まあ、間違いでは無く、まったく目的の違う別の呼吸法の話かもしれない・・・ Page218
絶対であるということは、完全組織化である。これを《一如》といい、《一に帰(き)す》と言うこともある。《絶対=完全組織=一如=一に帰す》これらの状態になったときは、無形だけれども、計り知れないエネルギーが生み出される。それによって価値ある有形な創造の結果が現実に表面化してくる。
武道の世界で「統一体」と呼ばれる状況のような気がする。

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