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夢に向かって歩き続けることは……いつか報われる。:アルケミスト―夢を旅した少年

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アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)

アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)

  • 作者: パウロ コエーリョ
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1997/02
  • メディア: ペーパーバック
前向き思考?というのか、スピリチュアル?というのか、人間の運命と努力をテーマにした小説。 単なる小説として読むのもよし、自己啓発書として読むのもよしといったところだ。 本書を自己啓発的に読むなら、「本当にやりたいこと」から目を背けて、日々の小さな安定に甘んじていては、本当に大切なモノをつかむことは出来ない。ということが書かれている。 この内容は年をとってから読むと、身に覚えのあることが多すぎて悲しくなる。 夢を持たなくなることも、夢に向かって行動しなくなることも等しく人間の「本当に大事なもの」から遠ざからせる良くないことなのだ。 このような内容なので、自己啓発としても十分に内容が揃っている。 逆に、小説として読むのなら、主人公の少年の心の動きが秀逸。 夢に向かって冒険するときの高揚感と、障害にぶち当たった時の落ち込み具合、小さな成功を得た時の「もうこのぐらいでいいのじゃないだろうか?」と言った中途半端な満足感。これらの心の動きは、人間なら誰しもが感じたことがある内容で、それが故に主人公の気持ちを想像しやすい。 テイストは少年小説だが、内容的には完全に大人向けの小説だ。 表紙も魅力的なので、会社カバンのポケットに入れているといいだろう。 ☆☆☆★(☆3つ半) 他のBlogの反応はこちら。 http://d.hatena.ne.jp/j7400157/20111113/1321193123 http://easel.jugem.jp/?eid=1601 http://jinkichi.cocolog-nifty.com/bonjin/2011/05/post-771f.html http://tamalabo.blog.fc2.com/blog-entry-103.html http://tomo-kishiwada.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-5e2f.html http://d.hatena.ne.jp/irayiomo3amam396/20130422/1366579164 いろいろな人が本書を読んで、失ったものを想い、将来への決意を新たにしている。 それだけの価値が有るのだろう。

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