・うちの執事が言うことには3/高里椎奈 角川文庫
3冊め。 今回も、本編が3つに、幕間の話が1つ。 1つめは、七夕の頃の話。 お祖父ちゃんが大好きな、孫の話。 すぐに解決。 お母さんが亡くなった時のことが出てきて、ちょっと切なくなった。 2つめは、柱時計に助言してもらう話で、ちょっと怪談。 こっちはお祖母ちゃんことが出てきて、ちょっと切なくなった。 使用人は、主人に気づかれることなくお仕事をするのね。 気づかれないのが、当たり前。 3つめは、幕間なんだけれど、本編的な話。 犯人が人質を取り、屋根の上に登る。 実は、4つめの話に繋がっている。 今回は、2つめの話も、4つめの話の布石になっている。 ということで、4つめの話は、みんな辞めてしまう話。 うーん、赤目くん、とうとう本性を現したか。 幼い頃にあったことで、花穎に恨みを持っていた。 なるほどね。 でも、ここまでやるとは……。 帯に「いよいよ最高潮!!」と書いてあったんだけれど、この巻が終わるの? ラストにお父さんと鳳が帰ってきてさ。 花穎は、どっちを選んだんだ? このまま当主? それとも、研究? 当主のような感じだけれど、こんなふうに終わっちゃうなんて。 もっと読みたかったよ。 これで終わり? 初回限定で、書き下ろしSSのリーフが挟み込まれていた。 二人もいつか、お父さんと鳳さんのような、主人と執事になるんだろうか。 その日はまだまだな気がするが…・笑 ★★★☆ シリーズはこちら↓↧