落ち込む@elimさん / june29
(年間50冊の進捗 50冊/365日×215日目(8月3日)ー19冊目=▲10.45冊)#mhks(本)
ストレスと適応障害 つらい時期を乗り越える技術 (幻冬舎新書)
- 作者: 岡田 尊司
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2013/05/30
- メディア: 新書
・ストレスが許容範囲を超え、限界を突破してしまったときに起きる状態にはいくつかあるが、そのうちもっとも身近で頻度の高いものが、適応障害である、(p3)
・適応障害は、単に疾患というよりも、環境にうまく居場所をみつけ、自分の存在価値を認めてもらうという課題の躓きであり、心理社会的な障害である。(p9)
☆「適応障害」はいわゆる「うつ」とは違うのだろうか?
そもそも「適応障害」とは?
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・心身症が、ストレスによって体が病気になった状態であるとすれば、ストレスによって心がバランスを崩した状態が、適応障害である。(p38)
・適応障害はうつに似た状態を呈するが、うつ病ではないということである。(p42)
・うつ病と異なる点はよいことや好きなことがあると、元気さや明るさがすぐ戻り、気分反応性が保たれていることである。(p40)
☆「うつ病」までは、まだ行っていない状態なんですね。本書では別の言い方で「脳のレベルで異常が起きるまで至っていない」と表現されてます。
逆に「うつ」として薬を飲むと本当に体の調子が悪くなるらしいので、気をつけねば。
・「非行」という名の適応障害
・反抗し、行動化することは、ストレスに対する抵抗であり、防御なのである。(p171)
☆自分に対して、「内向に」負荷がかかるのと同じように、他人に「外向き」に表れるのが「非行」。
ひきこもりと、暴走行為は根本がおなじなのか。
確かに、家庭内で暴力をふるうこともあります、どちらもイヤですね。
・凹まないための思考法
・まず心がけたいのは、日頃から切り替えの訓練をしておくことだ。切り替えの方法として簡単だが有効なのは、体を動かしたり、場所を移動することだ。(p222)
☆確かに運動すると、体は疲れますが、「心」は軽くなる気がします。
汗とともに「嫌な気持ち」も流れるのでしょうか。
・葛藤と試練を乗り越えるために
・スケーリング・クエスチョンは、気持ちを十段階の数字で答えてもらう方法だ。
・この方法は、自分の気持ちを明確にし、客観的に考えるのを助けてくれる。
・小さな変化が大きな変化につながるのであり、小さな変化にすかさずポジティブな反応をすることで、それを強化していく(p244)
☆これ方法は初めてだ。
例えば行きたくない所に、どうしても行かねばならないとき、
「行きたい気持ちはどれぐらいあるのか」これが「0」なら仕方が無いが、多くは「2~3」ぐらいの気持ちは持っているはず。それは「なぜか?」を考え、その気持ちを積極的に捉え直すことで「行く」という気持ちを大きくしていくという手法です。
☆読み終えて:自分も「うつ」までは至らないが、毎晩「酔っ払って」いまう。これも「逃避」なんでしょうね。
他に自分が、凹んだときに気分を転換できるものとして「泣く」があります。
大の男が「何を・・」と自分でも思いますが、自分が悲しいから泣くのではなく、人の「涙」をみて泣くのが自分。
本やテレビや映画で、もらい泣きするとハンカチがびしょびしょになるほどです。
でもその後は、気分が軽く感じます。
「泣く」という行為で「気持ち」をリセットしているのかもしれませんね。
本書では「適応障害」について、豊富なエピソードを例に上げながら懇切丁寧に解説されております。
「うつ?」と悩む前に、人間の心の症状を学ぶことで、自分のメンタル回復力を強くすることができるのではないでしょうか?
最後まで読んでいただき、ありが当ございます。
献本御礼。「幻冬舎」四本恭子さんからお贈り頂きました。いつもありがとうございます。
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ストレスと適応障害 つらい時期を乗り越える技術 (幻冬舎新書)
- 作者: 岡田 尊司
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2013/05/30
- メディア: 新書