世の中あまたの小説あれど、翻訳会社を舞台にした小説って
めずらしいんじゃないでしょうか。
出版社とも違うし、個人の翻訳家が主人公というわけでもなし。

翻訳会社「タナカ家」の災難 (宝島社文庫 『日本ラブストーリー』大賞シリーズ)
- 作者: 千梨 らく
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2013/09/05
- メディア: 文庫
今作の主人公は押切可南33歳・元CA。
閉所恐怖症になってしまいCAを続けることができなく
なってしまった可南が行きつけの定食屋で出会ったのが
翻訳会社・タナカ家の社長である田中氏だったのでした。
田中氏に誘われ、タナカ家へ入社した可南でしたが、
直後に田中氏が急死。
そこからいろいろな「災難」がはじまるのですが・・・
オーナーだった田中氏はもとより、タナカ家の面々(社員です)
は実にバラエティ豊かです。
ストーリーはオーナーだった田中氏の急逝後のタナカ家存続の
話を中心に展開しますが、翻訳会社の日常がリアルに描かれて
いて、私にはとても興味深かったです。
作者の千梨さんは本当に翻訳会社にお勤めだそうで、リアルに
描けるはずです
翻訳ってかなり大変なんですよねぇ、めざしたこともあるけど
☆22冊目☆
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