テリー・ヘイズ/早川書房/お薦め度 ★★★★☆
イアン・フレミング・スチール・ダガー賞最終候補作
名前のない、過去を消した二人の男、ひとりはアメリカの諜報員、もうひとりはテロリスト。
<サラセン>と呼ばれるテロリストの計画が合衆国政府の知るところとなる。引退した諜報員を政府は闇の世界へ引き戻す。コードネームは「ピルグリム(放浪者)」。
唯一の手掛かりはアフガニスタンの山奥からトルコへかけられた二回の電話の傍受記録。トルコへ飛んだピルグリムは謎めいた殺人事件に遭遇する。
この事件を隠れ蓑?に単身捜査を開始する<ピルグリム>。
一方<サラセン>の計画は着々と進行、あとは決行を待つだけとなる。
電話の相手は<ピルグリム>の身近にいた人物と判明、そこから<サラセン>に行き着くが名前のない男の行方を知ることは出来なかった。残すは36時間、<ピルグリム>は一世一代に賭けに出る。
ラストの壮絶な果たし合い?は圧巻!「ジャッカルの日」/フレデリック・フォーサイスを彷彿させる。さすがイアン・フレミング・スチール・ダガー賞の候補作だけのことはある(受賞していると思うが・・・)。本年度お薦めの一冊!



