名作アイヴァンホー。紀伊国屋にも在庫なかった。県立図書館で借りてきましたが、検索する案内役の人も題名聞いて、まるで知らなかった。図書館の職員って学のない人ばかりだよなぁ~。
しかし、ウォルター・スコットの本って昔(我々が子供の頃)は、よくあったそうだが、今は完全にすたれているようだ。それに、最近は新たな翻訳本も出ていないようだ。映画のリバイバルもないし。
冒頭を読んだが、英語の勉強になります。狂言回し的な二人組(屋敷の家来)の掛け合いで始まるのですが、豚(スウエィン)と牛(オックス)が、貴族の食事になるとポーク様、ビーフ様になるというサクソン人の皮肉。ノルマン朝によるフランス語の混入にとまどう庶民の状態がよくわかります。主人公の父親=屋敷の主人は、「サクソン人」の誇りを持って生きている頑固者という役回り。
そもそも英国内でもスコットランド人はまた別種で、作者スコットも名前のとおりスコットランド人(エジンバラ生まれ)。