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激流 原作の結末とネタバレ 柴田よしき著

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激流 柴田よしき著 激流 原作の結末、あらすじとネタバレ記事です。 犯人(?)まで一気にわかってしまう内容となっていますので、これから読書予定の方やドラマを楽しみたい方はご注意下さい! ドラマと原作は多少違っています。こちらは原作の結末やネタバレです。 ドラマはこちら 激流あらすじネタバレ第1回 激流あらすじネタバレ第2回 激流あらすじネタバレ第3回 2013年夏、ドラマ化! 激流~私を憶えていますか?~(NHK)毎週火曜日夜10時です。 2013年夏のドラマ一覧表 激流.jpg 京都。7人でグループ行動をしていた修学旅行生。 知恩院に向かうバスで、その中の1人の女の子、小野寺冬葉が消息を立ちました。 そしてそのまま姿を現すことはなかったのです。 しかし、20年も経ち、35歳になった6人に、突然メールが送られて来ます。 「わたしを憶えていますか?」 再会した6人の同級生達に、次々と不可解な事件が起こります…。 果たして、冬葉は生きているのでしょうか! 離婚、リストラ、薬物依存、不倫。 6人がそれぞれ抱えている問題が浮き彫りにされて行きます。 美弥は作家であり歌も歌う芸能人。 しかし薬物で逮捕され、執行猶予が付いたものの前科者と呼ばれる身の上。 貴子は主婦。 しかし夫がリストラされ、元々エリートサラリーマンというわけでもないのに、子供を私立に入れたり、住む場所(地域)や賃貸住宅には決して住みたくない等、お金が無くては出来ない事に拘って譲らず、金銭的に余裕のない生活をしていました。 主夫売春組織に加わって売春するだけでなく、個人契約までして夫の再就職を頼んでしまいます。 圭子(サンクマ)は文芸雑誌の編集者。 浮気した夫との離婚問題を抱えていました。 夫の浮気相手はそこそこ売れている小説家。 圭子と仕事の場で会うような事を避けたいので、圭子には文芸の世界から居なくなって欲しいなどと言う、自分本位な要求を突きつけて来ます。 東萩耕治(ハギコー)は刑事。 ハギコーは独身で彼女も居らず、これと言って問題はありませんでした。 美弥の元彼の榎が容疑者の1人である、世田谷主婦殺人事件の担当であった事から、公的にも私的にも冬葉失踪事件に振り回される事になります。 鯖島豊(サバ)は一流メーカーのエリートサラリーマン。 だったのですが、エリートコースを外れてしまい、妻とも離婚。 そして付き合った若い彼女とは上手く行かずに別れようとしてもうまく別れられず、ストーカー的な嫌がらせを受けた挙句、刺されてしまいます。 (ナガチ)行方不明 20年前に行方不明になった小野寺冬葉と両想いで、ひっそりと付き合っていました。 付き合っていた冬葉が行方不明になってしまった事から心に傷を負い、外国に渡ります。 冬葉がフルートを得意としていつも吹いていた事から、音楽の世界に入り、物語終盤に日本に帰国して同級生たちと再会を果たし、当事の事を皆と話します。 とまあ、それぞれ問題を抱えていたのですが… 今回の、冬葉のふりをしてメールをして来た人間に、元々持っていた問題を大きくされてしまいます。 圭子だけは難を逃れるのですが、その理由が凄い。 夫に浮気されて離婚され、あまりにも可哀相だったから何もしないであげた、くらいの事を言われてしまいます。 結末をネタバレしてしまいますと、冬葉は20年前に失踪したその日に亡くなっていました。 それには毛利佳奈子という人物と、冬葉の担任であった旭村という人物が関係していました。 かなりドロドロしているのですが、まずは、冬葉の母が冬葉の担任の男性教師、旭村と不倫していた、という事実があります。 そしてまた旭村という男は冬葉の母に入れ込んでしまうのですが、同じ中学の音楽教諭である毛利佳奈子(もうり かなこ)とも付き合っていて、婚約までしていた仲だったのでした。 さて、20年前の修学旅行で冬葉は一体どうして行方不明になどなったのでしょうか。 冬葉はバスを降りて旭村に会いに行ったのでした。 冬葉は旭村など好きではありませんでした。 旭村と冬葉の母親、裕子が不倫関係である事を、音楽教師の毛利佳奈子から聞き(って凄いですよね!恋敵の娘とは言え、教え子ですよ!)京都への修学旅行を利用して旭村と裕子が密会しようしているのを知った冬葉は、バスの中から旭村の姿を見かけて、密会の現場を暴いて意見しようとでもしたのかも知れません。 しかし、冬葉の母は、密会の約束はしたものの、旭村をすっぽかしました。 待ちぼうけを食わされてがっかりと冬葉の母を待っているところに、毛利佳奈子が来ます。 毛利佳奈子は旭村を嘲り、振られたのねと笑いました。 旭村はカッとして毛利佳奈子を殴ったのですが、毛利佳奈子はそのとき腹部に激痛を感じて倒れ込んでしまいました。 旭村が殴ったせいではなく、その少し前から出血しており、旭村の子を流産していたのでした。 そこに、何か大きな勘違いをした冬葉が泣き喚きながら旭村に向かって行きました。 多分、旭村が毛利佳奈子を殴って、倒れた佳奈子が大出血をしているところから、刺されたとかよっぽど酷く殴られたとかの勘違いをしたようです。 掴みかかられた旭村は自分を守る為に腕を振り回したらその腕が冬葉に当たってしまい、冬葉は地面に倒れそうになり、そこに佳奈子が倒れていたので、それを避けようとしたような様子でジャンプするように倒れました。 しかし、そのまま冬葉は動きませんでした。 なんと、斜めに鋭く尖った竹が冬葉の喉を突いて冬葉の喉からはシュウと音を立てて血が吹き出ていたというのです。 そして、毛利佳奈子は旭村を帰し、自分は痛みに耐えながら横たわり、亡くなってしまった冬葉をずっと抱いていて、体力が戻って動けるようになったら遺体を隠して後で埋めに来たのでした。 佳奈子は病気でもうすぐ死ぬという事がわかっていると言います。 そして、冬葉の事は不幸な事故だったと思っていると言います。 しかし、何故そんな不幸な事故が起きたのか、冬葉を殺したのはやはり貴方達なのだと佳奈子は結論付けます。 修学旅行で一緒の班だったメンバーのうち1人でも冬葉に話しかけてくれたり気にかけてくれていたら、あの子はバスを降りれなかった。 旭村に殴りかかる事もなければ死ぬ事もなかった。 と、とんだ逆恨みを話し始めます。 話を聞いている圭子は、もうこの人は20年前に、とっくに壊れていたのだ…と思います。 冬葉の遺体は20年ぶりに掘り起こされ、発見されます。 佳奈子先生の死体遺棄の罪はもう20年経って時効で罪には問われません。 ハギコーと美弥はドラマでは深い仲になりますが、原作では特にそういう事は起きませんし、美弥は榎の陥れられて覚せい剤所持で捕まってしまったのではなく、本当に薬物を使用していました。 圭子についても、ドラマでは鯖島を昔好きだった事を告白して良い感じになったりしますが、原作では圭子には別の彼氏が居ます。 ただ、離婚も成立するしその彼氏とも別れるので、これからもしかしたら鯖島と…という可能性は少し残したままの事件解決で特に書くような事は起こりません。 一番悲惨なのは貴子でしょうか。 貴子の契約愛人を殺したのは貴子の夫であり、貴子の夫は貴子が売春していた事を知っていました。 また、夫も貴子もHIVに感染しており、どちらがどちらにうつしたのかは不明でした。 そしてその事が貴子を打ちのめしてしまい、貴子は精神の均衡を崩してしまい、精神病院に入院する事になってしまいます。 様々な場面で、「逆恨み」という言葉が印象に深く残る作品でした。 所詮、自分に起こったものごとの結果を人に求める人は、何年経っても成長できず、自分を楽にする事も出来ないという教訓の小説だったのでしょうか。 佳奈子の業の深さ、冬葉の母がドラマとは違って再婚して静かな女の幸せを手に入れ、再婚宅には冬葉を思い出させるような物は置かないという程に母であるより女性であった事なども印象深かったです。 ドラマには一切出て来ない佐原(この人も佳奈子に踊らされて美弥の周りをうろついていた人)が、私から見ると原作の中では一番魅力的な人物なので、ドラマではこの人を出さなかったのは何でだろう?と考えています。 ドラマ… これから出るにはちょっと無理がありそうなのですが、どうなんでしょうね? 途中のハラハラする感じや、全てきちんと説明があって伏線の回収モレも無いところはすっきりしました。   あのリバテープがプラセンタを↓


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