「鑑賞 日本の名句」 『俳句』編集部編
角川学芸出版 2013年06月20日刊 1,600円+税
13人の分担執筆、選句は執筆者によるとのこと。季語の春夏秋冬により配列されている。1句ごとに4~5行くらいの鑑賞文があり、その冒頭に季語の説明がある。これは素人にも親しみやすい。芭蕉、正岡子規、高浜虚子、鈴木真砂女、金子兜太などの有名な句を改めて鑑賞するのもいい。いずれの句もそれぞれに味わいがあるが、やはり俳句は季節もののようで、今の時期に春の句はどうもしっくりこない。この本の中から1句を拾うとすれば、「新涼や起きてすぐ書く文一つ」(星野立子)か。季語は清々しく新鮮な初秋を表す「新涼」。もう1句、「荒海の秋刀魚を焼けば火も荒ぶ」(相生垣瓜人)。 (図書館から借りた本)




