* アンタレスの夜明け (Antares Dawn), マイクル マッコーラム, 小隈黎, 早川書房, 415010882X
1980年代に書かれたSFである。
特殊な自然現象を利用した超光速移動手段を手に入れた人類は、それを活用して宇宙の広範囲に広がったのだが、問題の自然現象はある事件によって変質してしまい、そして、、、というプロローグで始まる。
SF映画にありがちな自由気ままなワープ航法ではなく、自然現象を利用しているがゆえのジャンプ先の制約が面白い設定になっている。そしてその制約がものがたり中盤から強い意味をもってくるのだ。
系内を加速し続ける謎の人工飛行物体、これを通常航法3.5Gで極軌道方面に追い、帰りの燃料を気にしながらランデブー、といった冒頭のちょっとした冒険は、ハードSFの趣きもあってかなり楽しめた。ただ途中からは、ありがちな政治的な横やりが入りまくるシーンが描かれたりするのはまぁよいとして、主人公の艦長が意外にモテモテだったり、一応伏線はあったもののちょっとご都合主義っぽい展開が目についたり、特に終盤に長々しい戦闘シーンが続くのはどうかと思う。
ラストは続編への完全ないざない。back to the futureなみである。この作者、なかなか抜け目がないようだ。
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読了:アンタレスの夜明け (Antares Dawn), マイクル マッコーラム
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