『脱成長(ダウンシフト)のとき』 セルジュ・ラトゥーシュ 2014/06
著者はフランス・オルセー大学経済学名誉教授。 人間性回復のために脱成長こそあるべき姿だという本。
我々は過去に5回起きたという生物の大量絶滅の第6回目を経験しつつある。1日あたり50から200種の動植物が絶滅していて、これは過去の絶滅の1000倍から3000倍の速さ。ある意見によれば、有機汚染物質には生殖に対する毒性があって、男性不妊が大規模に起きるかもしれない。それは2060年頃だろう。
社会の成長が終わる節目が2050年くらいにやってくる。無制限な成長が不可能なのは、地球が有限の世界だから。
現代人は、進歩が自然に起きるものだという妄信的な信仰を植えつけられている。人々は効率よく働かねばならないので、時計との気違いじみた競争が日々繰り広げられている。
不況のような強いられた脱成長は、自ら選択した脱成長とは別物。
(新型機種を買うという)怪物のような社会の仕組みを助けているのは、消費者が持つ人の真似をしたがる心理や、ライバル意識なのですが、これらが浪費を生み出している。
持続可能な発展という「概念」自体が、最初から曖昧なもの。年2%成長が2000年続くと、GDPは16京倍になる。これは生態系が維持できる許容限度を超えている。
いまやスピード信仰という固定概念を断ち切って、私たち固有の時間(=人生そのもの)を取り戻すレコンキスタ(再征服)に出発するほかない。
労働力の供給が減れば、給料は上がる傾向になる。つまり労働時間をもっと減らせば、生活水準はいくらか改善することが期待できる。
著者はフランス・オルセー大学経済学名誉教授。 人間性回復のために脱成長こそあるべき姿だという本。
我々は過去に5回起きたという生物の大量絶滅の第6回目を経験しつつある。1日あたり50から200種の動植物が絶滅していて、これは過去の絶滅の1000倍から3000倍の速さ。ある意見によれば、有機汚染物質には生殖に対する毒性があって、男性不妊が大規模に起きるかもしれない。それは2060年頃だろう。
社会の成長が終わる節目が2050年くらいにやってくる。無制限な成長が不可能なのは、地球が有限の世界だから。
現代人は、進歩が自然に起きるものだという妄信的な信仰を植えつけられている。人々は効率よく働かねばならないので、時計との気違いじみた競争が日々繰り広げられている。
不況のような強いられた脱成長は、自ら選択した脱成長とは別物。
(新型機種を買うという)怪物のような社会の仕組みを助けているのは、消費者が持つ人の真似をしたがる心理や、ライバル意識なのですが、これらが浪費を生み出している。
持続可能な発展という「概念」自体が、最初から曖昧なもの。年2%成長が2000年続くと、GDPは16京倍になる。これは生態系が維持できる許容限度を超えている。
いまやスピード信仰という固定概念を断ち切って、私たち固有の時間(=人生そのもの)を取り戻すレコンキスタ(再征服)に出発するほかない。
労働力の供給が減れば、給料は上がる傾向になる。つまり労働時間をもっと減らせば、生活水準はいくらか改善することが期待できる。




