「愛」という言葉を口にできなかった二人のために (幻冬舎文庫)
■ヒトコト感想
「世界は「使われなかった人生」であふれてる」と同様に映画評なのだが、対象とする作品が割と新しい。そのため、なじみのある作品や、自分が見て感想を書いた作品も多数ある。自分が良く映画を見ていた時期とかぶるというのもあり、その時期にもっと有名な作品はたくさんあるはずが、それらを作者は取り上げない。
恐らく作者はハリウッドアクション大作は嫌いなのだろう。嫌いではないにしろ、映画評を書くことができないのだろうか。本作で選ばれた作品は、かなりマニアックだと思う。そんな中でも作者の映画評を読んで、強烈に見てみたくなる作品もある。全体的に、作品の面白さをとりあげているので、必然的に面白そうに感じるのだろう。
■ストーリー
誰もが回顧する、「あのとき言えていれば」という甘美な思い。だが、愛を口にできなかった者たちの物語とは、愛が成就しなかった者たちの物語でもある―。『ブロークバック・マウンテン』『フィールド・オブ・ドリームス』『プリティ・ウーマン』…。スクリーンに映し出される一瞬の歓喜と哀切を鮮やかに手腕で浮き彫りにする珠玉の三十二編。
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