「悩むことはない」 著者:金子兜太 発行:文藝春秋(文春文庫) 金子兜太氏(1919年~)の作品。 俳句結社「海程」の主宰。俳人。現代俳句協会名誉会長。 1988年紫綬褒章受章。 2003年日本芸術院賞受賞。 2010年毎日芸術賞特別賞と菊池寛賞を受賞。 私の知り合いで、金子兜太の大ファンの方がいる。 とりわけて俳句に興味があるわけではない方なのだが、どこかで兜太が尿瓶を愛用している話しを聞き、実践したところ、実に都合が良いということで使いはじめたらしい。 その方は、以前は一晩に7回~10回くらいトイレに立っていたそうだ。 頻繁にトイレに行くと睡眠をかなり妨げられるうえ、冬は特に脳卒中、脳梗塞など"死への一撃"のリスクがある。 いまでは独自の尿瓶の使用方法を身につけ、医療用のプラスチックの尿瓶を大量に買いだめしていると言っていた。 本書は、問答形式の人生訓や、生い立ちの話、戦争と俳句など率直に語られている。 特に、糞尿の話、トラック島の俳句の話は熱心に語られている。 対談も掲載されている。 対談1「辺見じゅん×金子兜太 こんな辞世を詠んでみたい」 対談2「小沢昭一×金子兜太 愉快、愉快!尿瓶健康法のすすめ」 対談された辺見じゅん氏、小沢昭一氏はお亡くなりになられている。 最後に金子兜太の句。 おおかみに蛍が一つ付いていた 曼珠沙華どれも腹出し秩父の子 暗黒や関東平野に火事一つ いつまでもお元気でいてほしい方である。 もちろん、私も大ファンである。
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