舞田ひとみシリーズというのがあるそうで、不覚にも知らないまま本書を手に取り、読んでしまいました。高校生になった舞田ひとみさん。11歳と14歳の時点で本になっているようですね。初見の私でも面白く読めたので、ファンの方々にはたまらんかったのではないかと推察いたします。
勝気で行動力がある女の子は男の子の憧れの存在です。本書においても不登校で引きこもりの男の子の思いがけない行動から物語は始まるのですが、このどうしようもない男の子を引っ張っていく彼女の行動力たるやまさに理想的ではあります。もっとも現実の世界で大人になって結婚生活を送るとなると話は変わってくると思いますが。
ホームズばりの天才的ともいえる推理力は小気味よい行動と会話によって、読むものを引き込むと同時に読後感も爽快なものにしてくれます。
中学生時代、小学生時代にさかのぼって読んでみようかしらん。