ビートたけしが、実話とフィクションを交えて、両親について語ります。
本書のあとがきを担当した実兄の北野大氏の文章によると、どうも概ね本当のことが書いているようです。 (一部フィクションであることは、実兄もタネ明かししています) 母のさきはかなりしっかりとした人だったようで、酔った夫からさんざん暴力を受けながらも、家の実権はしっかりと握っていました。 ビートたけしも母親からの束縛から逃げようとしていたのですが、そのやり取りがなんともおかしく、そして最後の最後まできっちり握られていたという心温まるエピソードも添えられています。 父の菊次郎氏は無学で小心者ですが、酔うと暴れるという家族にとって困った人間だったようです。 悲惨な話になってもしかたがない部分なのですが、それでもビートたけしの筆にかかるとユーモアになるから不思議です。 この両親があり、ビートたけしという人物ができたのだなと、妙に納得させられました。 温かみとユーモアのある文章に好感が持てます。 芸人らしく笑える部分がたくさん散りばめられていて、とても面白い本でした。↧






