有名なマーケティング学者が、従来のマーケティング手法に行き詰まった時の方法を解説した一冊。
古典的なマーケティング手法は”やって当たり前”の現代においては、本書の内容はもはや基本と言うべき内容だろう。
【目次】現在の多くの市場はマーケティング手法を駆使して、可能な限り掘り尽くした出涸らしの鉱山のようなものだ。 おおきく成長することはないし、当然新規参入も難しい。かと言って、何もしないで居ると売り上げは下がる一方……。 こうした時にどのようなマーケティングを考えるのが正解なのか?について語ったのが本書である。 答えはだれでも思いつくように、新規市場を創設することなのだが、その方法が理論的に書かれていることに本書の価値が有る。一時期はやった「ブルー・オーシャン戦略」などの基礎となるのが本書の考え方なので、基礎的教養として未見の人は読む価値が有るだろう。 単品だとやや当たり前の内容を書いているようにみえるのだが、他書と組み合わせた時に進化を発揮するタイプの一冊だろう。 ☆☆☆☆(星4つ) 他のBlogの反応はこちら。 http://smoothfoxxx.livedoor.biz/archives/51610584.html http://presidentmap.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_2f9e.html http://flowrelax.blog43.fc2.com/blog-entry-503.html http://d.hatena.ne.jp/kahusu/20120325 http://lupin1979.jugem.jp/?eid=956 http://blog.tokuriki.com/2006/03/post_162.html http://manatakebooks.seesaa.net/article/162618674.html さすがに伝統的な書籍だからエントリ多し。 もはや古典になりつつ有る一冊なのでしょう。
第1章 市場の発展と競争のダイナミクス
第2章 伝統的なマーケティング思考法の強みと弱み
第3章 既存市場の内部から生まれるイノベーション:イノベーションの一般的形態
第4章 既存市場の外部から生まれるイノベーション:イノベーションの新形態
第5章 ラテラル・マーケティング:バーティカル・マーケティングの補完的手法
第6章 ラテラル・マーケティングのプロセス
第7章 市場レベルにおけるラテラル・マーケティング
第8章 製品レベルにおけるラテラル・マーケティング
第9章 その他のマーケティング・ミックス・レベルにおけるラテラル・マーケティング
第10章 ラテラル・マーケティングの実施