どーも、えんタメーズ管理人nKです!
第149回芥川、直木賞の選考で、
芥川賞は藤野可織さん(33)の「爪と目」
直木賞は桜木紫乃さん(48)の「ホテルローヤル」に決まりましたね。
授賞式で、タミヤロゴ入りTシャツを着用していた
桜木さんに注目が集まっています。
今回は彼女の略歴や受賞作品について書きたいと思います。
<桜木紫乃(さくらぎ しの) 略歴>
1965年4月生まれ。48歳。
北海道釧路市生まれ。釧路東高校卒業。江別市在住。
高校卒業後、裁判所にタイピストとして勤務したが、
結婚を機に退職し専業主婦に。家事・子育てに追われる中、作家を目指し始める。
公務員の夫との間に大学3年の長男、高校1年の長女がいる。
趣味はストリップ鑑賞だとか。
2007年に作品「氷平線(ひょうへいせん)」で単行本デビューする。
2011年の長編作品「ラブレス」など。
新人賞をとった2002年からデビューまでの5年間は
下積み時代としてなかなかデビューに漕ぎ着けず苦労したそうです。
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で、今回授賞式でタミヤのTシャツを着て登場したのは、
「ゴールデンボンバーのファンだから」
とのこと。
ゴールデンボンバーの鬼龍院翔さんがよくタミヤTシャツを着用
ということで、
あらすじ ネタバレを↓
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湿原を背に建つ北国のラブホテル「ホテルローヤル」。
諦観、閉塞感が満ちた日常、
男と女が「身体」も「心」も裸になり、
互いを求めるわずかな時間がこのホテルで交わされる。
訪れる客、経営者の家族、そして従業員たち。
それぞれが問題を抱えていた。
恋人から投稿ヌード写真撮影に誘われた女性店員
人格者だが性的に不能な貧乏寺住職の妻
舅との同居で夫と肌を合わせる時間がない専業主婦
親に家出された女子高生と、妻の浮気に耐える高校教師
働かない十歳年下の夫を持つホテル清掃係の女性
など
7話で構成される短編集。
1話ごとに時間がさかのぼり、
最終的には廃業に追い込まれるホテルが
繁盛していた時代へと戻っていきます。
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「ホテルローヤル」は、
実際に両親が経営していたラブホテルの名称からとったそうです。
開業は桜木さんが中学3年の時で、ホテル内に居住もしていたそうです。
(それまでは床屋をやっていた)
しかし残念ながら昨年廃業したとのこと。
「業の深い建物がなくなって、物語が残りました」
と語っています。
”業の深い”と本人のが語るのは、
ホテルで「事後」の掃除をさせられたりしたこと、
それがトラウマのようになってしまい、ご自身が子供を出産するまで
つっかかっていたんだとか。
しかし、この作品をフィクションとしてではあるけども書き終え、
最終的には「自分はこの家に生まれてよかった」と
思えるまでになった。
この作品は完成まで3年かかったそうです。
読者の評価はどうでしょうか?ちょっと調べてみると、
ウェブでの評価も高く、
すでにファンを多く獲得し始めてますね!↓
「薄汚く、形容し難い臭いに包まれ、
人間の欲望にまみれたラブホテルが、
こんなにもあたたかく、哀しく、儚いものだったとは。」
「スルメのような本。かみしめてかみしめて、じっくり味わう。」
「登場人物の絡ませ方が絶妙。過去に遡っていく短編の進みかたも新鮮。
性描写も、書く人が書けば、さらりと読めるものだな~と思った。」
最後に。
名前一緒だけどラブホじゃないし、別物と思われますが(笑
北海道に営業中の「ホテルローヤル」さんがあります。
http://www.date-royal.com/
直木賞効果で人気がでるかも?!
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