一見柔らかそうな物腰ながら、物議を呼ぶ発言や、広範囲に渡る造詣の深さ(=遊び方が半端ない)など、とてもパワフル。幅広い教養・見識を持つ人、の代表格だと、この本を読んで改めて思う。亡くなった私の元上司、N田先生に似ていると、何となく思っている。
さて、筑紫さんが亡くなったのは、私が前にFSUに滞在していた時。その年の、私が生まれた日。筑紫さんの誕生日は沖縄県の慰霊の日(6/23)で、「因縁を感じた」ような事を言っていた。私も毎年、筑紫さんのことを思い出す。間違いなくこれからも。
夜、寝床で、何となく胸騒ぎがして寝付けないとき、三輪さんを思い浮かべながら深呼吸をする。あっという間に平安が訪れる。
でも今回渡米して、まだこの本を開くずっと前、夢に、すごく取り乱して、怒鳴り、叫びまくるという、とてもあり得ない三輪さんにが出てきた。三輪さんが夢に出てくるだけでも驚きなのに、何てこった。
何が原因だったのか思い出せないが、私が三輪さんを裏切ったような、そして見捨てられたような気持ちになり、とても不安になった。
残念ながら、この本を読んでもそれは解決せず、いまも若干不安のまま。
そして最後は、本物の宗教家。
あっ、寂静さんが偽物って意味ではありません!寂静さんは、二足草鞋なので、あるいみ芸能人的だから。
そして上記の3人は、自分の興味を広げた結果、それぞれの立ち位置が決まったけど、ダライ・ラマは生まれながらにして立ち位置が決まっていた方。それに見合う、或いはそれ以上の、高い人間性を確立したことは、ホントすごいと思う。
この本では、柔軟で、科学的で、合理的な(=理にかなっている)思考回路が見えた。
対話した作者が各テーマに関する動向をレクチャーする場面もあり、それに聞き入る様子にも親しみと尊敬を感じる。
宗教(あるいは信念)を持つと、強いよなあ・・・
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