「黄泉がえり」の作者・梶原真治さんの新刊です。
現在、NHK-BSプレミアムで放映されているドラマの原作でも
ありますね。
「ユミ」という名前を持つ二人の女性がある時からお互いの夢の
中に現れはじめます。
一人の「ユミ」は、小さい子を持つ主婦。
もう一人は、広告代理店に勤める独身の「ユミ」。
単なる夢なのか、意識が入れ替わっているのか、二人のユミは
お互いに不安を抱きはじめます。
そのうち、まったく接点のない二人に共通する人物が現れはじめて
どんどん謎が深まっていきます。
そして、なぜ二人のユミがそれぞれの意識に干渉しているのかが
わかってくるのですが・・・
帯に書いている「ラブ・サスペンス」ではないかなと思いますが、
最後までドキドキしながら読み進めました。
こういう感じのお話って好きなんですよね、私。
途中、片方の「ユミ」の気持ちになって、とてもせつなくなりました。
でも実際に別な人生を夢で見始めるなんてことが起きたら、
すごい混乱するだろうなぁ・・・
☆19冊目☆
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