「水色の娼婦」 西木正明著
文藝春秋 2013年09月10日刊 1,700円+税
1990年ドイツに住む一人の女性エヴァ・ロドレゲスに著者がインタビューする形で物語は進む。彼女は1907年アルゼンチン海軍の将校と日本人のあいだにアルゼンチンで生れ、数奇な一生を送ってきた。初めは彼女の物語かと思ったが、もう一人の主人公、彼女の愛した日本人諜報員の活動が中心に語られる。第二次大戦開戦前から終戦近くまでのあいだにヨーロッパ、アフリカを舞台にした諜報戦、いつの間にかエヴァもその中に巻き込まれてゆく。 (図書館から借りた本)