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聖域の殺戮

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聖域の殺戮 (講談社文庫)

聖域の殺戮 (講談社文庫)

  • 作者: 二階堂 黎人
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/01/15
  • メディア: 文庫



評価:★★☆

スタートレックばりに宇宙を旅する<ギガンテス号>が、
行く先々でおこる謎の事件の調査にあたり、その真相を解明していく、
というSFミステリ。シリーズ第2弾らしい。

二階堂黎人っていえば、二階堂蘭子シリーズでおなじみの
本格ミステリ作家なんだが、それがなぜかSF・・・
でもまあ、経歴を見たら、
大学生時代に手塚治虫ファンクラブ会長を勤めたこともあるらしいので
SFも好きなんでしょう。

惑星バルガに上陸した調査隊が、
胴体を失い手足だけを残した状態で殺害され、
さらに、現場で密室状態になっていた部屋では、女性が撲殺されていた。

探偵役となるのは<ギガンテス号>副長のシュトルム中佐。

まあ、SFミステリというのは、作品世界の約束事を明示して、
それに反しない解決を見せればOKなんだが、そっちは問題ないと思う。

ただ、密室事件の方は・・・
とくに××の扱いがなあ・・・ちょっとなあ・・
××が×××いるのに部屋の××が×××××のはちょっと都合が良すぎるような。
だから××が××て××してしまったというのは納得しがたいモノがあるんだよなあ。
作者の経歴を見るに、そのへんもきちんと確認を取って書いてるんだろうけど・・・
私はいまいち納得がいってない。


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