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半沢直樹 原作 あらすじネタバレ オレたちバブル入行組

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半沢直樹原作あらすじネタバレです。 原作のネタバレですので、ドラマを毎週楽しんでいる方で結末を知りたくない方はご注意下さい。 半沢直樹の原作はオレたちバブル入行組とオレたち花のバブル組です。 オレたちバブル入行組が2004年に出版され、オレたち花のバブル組が2010年に出版されました。 この記事は、オレたちバブル入行組の読書感想です。 ドラマはこちら→半沢直樹あらすじネタバレ第1回 半沢直樹あらすじネタバレ第2回 オレたち花のバブル組は別記事でまた書きたいと思っています。 原作者は池井戸潤さん。 直木賞作家です。 原作も面白いですよ~。 今の所、ドラマは2回までですが、そこそこ、原作にのっとった感じで進んでいると思います。 オレたちバブル入行組み.jpg くせのないわかりやすい文体で、先が気になりスラスラと読める感じです。 オレたち花のバブル組.jpg 銀行を舞台にした本やドラマを見るたびに、銀行がこんなことするわけないじゃん、とか、銀行ってこういうものではないんだよね~。などと考える事が良くあります。 それは私が元銀行員だからです。 銀行で10年間ほど働いていました。 この本は、読んでいてあまりにも銀行の実態が私の思っている銀行の実態と似通っていたので、池井戸潤さんは小説家になる前に銀行員の経験があるのではないかなと思っていましたら、その通りでした。 それも、入行した時代も似たような時期で、なんと、友達に教えて貰ったのですが、同じ銀行でした^^; という事で、読んでいて、銀行の場面も設定に疑問もなく、スラスラと、ときに、そうそう!とうなづきながらどんどん引き込まれて行きました。 慶応卒業の池井戸さんが描く半沢直樹も原作の中でもドラマの中でも慶応大学出身という設定ですね。 我が銀行(元)は慶応出身者が強いと、当時行内ではもっぱらの噂でしたよ。 ドラマでは半沢直樹の父は自殺していますが、原作では直樹の父が自殺、というような衝撃的な事は書いてありません。 舞台が関西である事や、半沢直樹の実家は町工場で、銀行の「貸し渋り」や「貸しはがし」には何かひとつ考えを持っている様子であるような設定は変わりません。 あらすじ 半沢直樹はバブル期に入行した銀行員です。 支店長ゴリ押しでしかも急ぎで、つまり支店長マターで、融資の話がどんどん進みます。 あからさまに、支店表彰を狙っての功名欲しさの焦りが見える行動でしたが、直樹に止める術はなく、西大阪スチールに5億もの金額を無担保で貸し付けてしまう事になりました。 そして、貸してわずか三ヶ月で西大阪スチールは倒産してしまいます。 社長の東田は逃走。行方も全くわかりません。 倒産してみると、支店長の浅野はその責任の全てを直樹に押し付けようと暗躍します。 直樹は5億の回収に乗り出します。 一方、国税局が銀行に監査に来ました。 国税局が東田のことを調べているという事もわかり、直樹は東田の計画倒産を疑い始めます。 そして、直樹は東アジアリゾートに行き、話術も巧みに東田の海外の不動産投資の場所を見つけます。 ドラマでは、受付の女性がすぐに感づいて、直樹を追い出しますが、原作では、受付の女性は直樹に何の警戒もせず、ペラペラと東田の物件について話してしまいます。 調査が進むにつれ、とんでもない事が徐々に明らかになって行きます。 東田には、銀行や国税局の動きの情報を提供している誰かが居ることがわかります。 なんと、それは幼少の頃学校の同級生であった浅野支店長だったのでした。 浅野支店長は株の信用取引で破産状態になっており、困窮していたのです。 そんな頃、かつての同級生が西大阪スチールという大会社を起業し、社長として立派にやっている事を知り、挨拶に行きます。 そして二人は共謀して銀行から多額の金を巻き上げ、しかもその責任を部下の半沢直樹に押し付ける、という方法を思いついたのでした。 半沢直樹はその事実を掴み、倍返しが始まります。 手放しの勧善懲悪は読んでスカッとします。 うだるように暑いこの季節、結末は各自にお任せ、みたいな無責任な終わり方をするパッとしない小説よりも、こういった読後感の良いスッキリしたものを読んでストレス解消したいですね!


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