作家の 鈴木光司さんが、話題になっています。 なぜ話題になっているかというと、心理サスペンスやホラーを対象にした米国の 文学賞「シャーリー・ジャクスン賞」の長編部門に、鈴木光司さんの「エッジ」が14日 (現地時間)、選ばれたことがわかったからです。 鈴木さんは「ぼくは今、世界でもっとも幸運な人間であると実感しています」と喜びの コメントを発表しました。 その「エッジ」を読んだ人の感想をご紹介します・・・・ 世界は盤石ではない、という作者の世界観には共感を覚えます。 ただ、人物やロケーションの設定にシナリオ風のエンタメ要素が強すぎて せっかくの壮大なテーマにどっぷりと浸るには至りませんでした。 科学と神秘とを織り交ぜたテーマ自体はとても魅力的でした。 なので、後半でエゴ全開の家族愛と安易なインスピレーションに逃げることなく 世界の仕組みを突き詰めてほしかった。 テーマ自体は好きなので、今後も期待しています。 作品の世界観には、共感される人が多いようでしたが、後半部分がちょっと弱いという ような感想をもたれる人が多い感じでしたね。 海外で賞を受賞した鈴木光司さん、今後もますますの活躍が期待されますね。 【エッジ(上)】
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