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『一瞬で大切なことを伝える技術』

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『一瞬で大切なことを伝える技術』 三谷宏治 2011/11 一瞬で大切なことを伝える技術 著者は外資系コンサルタントを経て金沢工業大学教授。 「重要思考」で伝える力がアップするという本。  まずは、ふわふわした言いたいコトを「塊」と「つながり」に分けて、はっきりさせる。  「重要思考」は「重み」と「差」。 「重み」は重要度。大事なところに差があるかどうかという考え方。  思考が堂々巡りして前に進まなくなったら、「ヒトと話す」。音声化、言語化で曖昧な「思い」が単純になるという。  相手にちゃんと伝えるには、1度に伝えることを1つに絞る。コンサルティングの世界では「ワンスライド・ワンメッセージ」だという。  ヒトは15秒以内に90%の情報を忘れ、それを超えて保持できるのは数字なら7つ、文字は6つ、単語なら5つ。なので、「5ワード以下で区切りながら、短く話す」「言い直さない」が鉄則。 相手の反応が悪いと、つい言い直してどんどん発言を重ねるが、逆効果。  養老孟司の『バカの壁』というのは、理解力の壁(理解する能力の限界)と思い込みの壁(思い込みで理解そのものを拒む)。思い込みの壁は、ヒトは知りたくないことに対して理解しようとしないし、耳を貸さないというもの。そしてヒトは理解できない相手をバカだと断ずる。  相手の話がだらだらと無意味に続いてしまうことがある。その人は「ちゃんと理解されているだろうか?」と不安になって説明を続けているのだ。そういう場合、こちらからうまく「要約」を入れて切ってやるのがお互いのためだ。

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