やぶかの一生を描いた珍しい絵本です。
蚊が血を吸うことはだれもが知っていると思いますが、果物の汁も吸うことを知る人はあまりいないと思います。
やぶかが血をすうのは、メスが卵を育てるために、高栄養の飲料(つまり血液)が必要なためだとか。
そして、血を吸ったやぶかのメスは、2~3日おなかのなかで卵を育ててから、水溜りに卵を産むそうです。
大人でも始めて知ることが多いです。
長新太さんの独自の絵が、やぶかに愛情を感じさせてくれます。
やぶかというと嫌われて、叩かれるのがオチですが、こうけなげにいきるやぶかを主人公にされると、なかなかつぶせなくなるから不思議。
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