Quantcast
Channel: So-net blog 共通テーマ 本
Viewing all articles
Browse latest Browse all 53333

【書評】作:栗原毅、絵:長新太『やぶかのはなし』

$
0
0
やぶかの一生を描いた珍しい絵本です。
やぶかのはなし (かがくのとも傑作集 どきどきしぜん)

やぶかのはなし (かがくのとも傑作集 どきどきしぜん)

  • 作者: 栗原 毅
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 1994/05/20
  • メディア: 大型本
蚊が血を吸うことはだれもが知っていると思いますが、果物の汁も吸うことを知る人はあまりいないと思います。 やぶかが血をすうのは、メスが卵を育てるために、高栄養の飲料(つまり血液)が必要なためだとか。 そして、血を吸ったやぶかのメスは、2~3日おなかのなかで卵を育ててから、水溜りに卵を産むそうです。 大人でも始めて知ることが多いです。 長新太さんの独自の絵が、やぶかに愛情を感じさせてくれます。 やぶかというと嫌われて、叩かれるのがオチですが、こうけなげにいきるやぶかを主人公にされると、なかなかつぶせなくなるから不思議。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 53333

Trending Articles