図書ボランティア、今年度最初のイベントは『男性お話会』
以前から、お父さんを引き入れたいという声は上がっていた。
ぶすねこも図書ボラの活動は多くの人が『やりたい』と思うものではないけれど、必ず一定数の『やりたい人』がいると確信していたので、お父さんにも『やりたい人』は必ずいると確信していた。
今でもその確信は揺るいでいないんだけどね。
でも、お父さんの読み手は集まらなかった。
見事に集まらなかった。
全校にお手紙を配布して読み手を募った。
でも、一般の応募は一人もいなかった。
結局図書ボラメンバーに「旦那さんに声をかけてみて~」とお願いしたり、PTA本部役員の男性陣に声をかけたり。
うちのダーは「嫌だ」というので結局参加してくれなかった。
参観日に会ったお父さん、お父さんに声を掛けまくった。
それでも集まらない。
この時点で、イベント開催を諦めようかという声も上がった。
ぶすねこもそうしようかなぁとも思った。
でもね~、メンバーの中にあきらめない人がいたんだよ。
「とにかくやろう。ちょっと当初と内容が変わってもやろう。」
この意見で、読み手の幅を変えた。『お父さん』→『男性』へ。
おじいちゃんも、お兄さんも、この際近所のおじちゃんでもいいや。ってね。
そして、もし読み手が集まらなかった時の為に、担任を持っていない男の先生にも参加していただけるようにお願いした。
校長先生が、読み手になってくれたかもしれないんだよね。
それはそれで聞いてみたかったかな。
ぶすねこは前PTA会長に相談してみた。
そこからつながって、前々会長、前前々会長と、歴代PTA会長が参加してくれることになった。
卒業生に声をかけてみると、みーの代の男の子が2人引き受けてくれた。
これで何とか読み手は揃った。
いやぁ、読み手を集めるのが大変だった事、大変だった事。
その後の運営も、探り探りだったんだけど、一番問題になったのは、
『読み手を引き受けてくださった方への配慮』の事。
ぶすねこは、そんなに乗り気ではなくても、自分で決めて引き受けてくれたんだからそんなに気を使わなくても良いと思ったの。
でも、「嫌だというのを口説き落として引き受けてもらったんだから、配慮しなくちゃだめだ。」という意見が出て、イベント自体が『読み手への配慮』が第一優先になってしまった。
選本の事やら、読んでいる時の写真撮影の事やら、読んでいる時に大人は見に行かないようにしようなど、どうもぶすねこにはしっくりこないような配慮がなされた。
後でよく考えてみたら、ボランティアの原則の一つ、『自発性』に反していたんだよね。
この読み手の方達、自ら進んでやりたいと集まった方たちではなかったんだなぁ。
イベント自体は大成功で、子ども達も喜んでいたし、読み手のお父さん達もそれぞれ工夫して読んでくれていて、結果的には楽しんで参加してくれたように思う。
読み聞かせには馴れていないからと、サポートのお母さんにページ繰りを頼んで、ご本人は本のコピーを用意して読むことに専念した方とか、選んだ本の背景とかを調べて来て、ブックトークのように進めた方とか、こちらも楽しませてもらったし、勉強にもなった。
で、周りからは「もう一回やる?」なんて聞かれるけど、今の所やる気はない。
読み手の男性が自ら集まってくれるのならやるけどね。
読み聞かせなどに興味がある方って、一定数いるはずなんだけどなぁ。
どうやったら出て来てくれるか。
そこを知りたいよなぁ。
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