年 100 万円程度の不労所得で暮らす無職の 51 歳男性が書いた本です。 こんな生活あったんだ!ていうか、できるんだ、こんな生活。 読了後の感想は「なんてうらやましい。私も見習いたい」につきます。 著者の山崎 寿人さんは、3 浪の末東大に入学、その後某酒類メーカーに就職して いわゆる「勝ち組」の人生をそのまま歩むかに思われました。 ところが、30 歳のときに、作家になることを建前として会社を辞めてしまいます。 その後は、フリーで仕事をしたりしてきましたが、いつの間にかそれもなくなり 以来 20 年以上ずっと無職です。 無職なのですが、その生活ぶりを読んでみると、実に楽しそうなのです。 自宅で手の込んだ料理を作ったり、考え事をする時間がたくさんあったり。 私の理想の生活を体現されていらっしゃいます。 彼には養ってくれる親や配偶者がいるわけではないですが、 ご両親の残してくださったマンションの 1 室を賃貸に出して、家賃収入を得ることができました。 それが年間 100 万円程度で、それを生活費として使ってきたそうです。 自宅は、これまたご両親から譲り受けたマンションですから、家賃はかかりませんが 光熱費や食費全て合わせて年間 100 万円。。 一般人にもできるかな?いや 1 人なら何とかなるかも。 これを読んで、働かない暮らしが心底うらやましかったです。 私も不労所得で悠々自適に暮らしたい!! 私も就職試験につまづいたときに、こういう生活を選択したら良かった。 いや今からでも、仕事なんて、いつまであるか分かりませんからね。 子どもが一人前になったら、リタイアするくらいを目指して 不労所得を得る方法を本気で考えようと思いました。 また、魚柄 仁之助さんの本を読んだとき にも思いましたが お金に縛られずに低額予算で生きる人は、手先が器用です。 手間隙かける時間があるからそうなるのか、 手先が器用だから無職生活が成り立つのか。 とにかく色々なものを、長時間かけて手作りされているなと思いました。 有り余る時間を使って手の込んだ料理、作ってみたいです。 そうそう、山崎さんは節約しながら美味しいご飯を食べることに執念を燃やされていて お料理が非常に得意でいらっしゃいます。 プロの味を家庭で再現できるレシピを、本書で色々と公開してくださっているのですが 膨大な数の調味料をそろえるのが大変で、実際に作ってみるのが難しそうです。 自宅にあるシンプルな調味料と、冷蔵庫の残り物でご飯を作るのが好きな私とは 料理の方向性が異なるようです。でもどのお料理もとても美味しそう。 家にある調味料で代用できないかどうか、色々と試してみようと思います。
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