「夢をかなえる」ことについて考える☆益子焼、絵付け体験☆その２

さてさて。

今回は「夢を追う」「夢をかなえる」という事について、ちょっと、お話ししてみたいと思います。

前の記事でご紹介したとおり、この週末は、栃木県益子市で絵付け体験を、してまいりました！！

行く前から「どんなデザインにしようか～～」と考えておりましたが。

ピンときたものがあって、決めたのです。

…月の沙漠？

｢月の～～砂漠を～～♪｣って、あの歌じゃなくて。

「アルケミスト」という小説です。

※アルケミストとは
ブラジルの人気作家、パウロ・コエーリョさんの小説（原題は、「エル・アルケミスタ」）。
羊飼いの少年が夢に従って旅に出るという、童話風のお話です。出版後、サン・テグジュペリの「星の王子様」に匹敵するほどの賞賛を浴び、ブラジル国内で20万冊を超える大ベストセラーになりました。フランスやイタリアでも評価が高く、各国でさまざまな文学賞を獲得しています。

哲学書のようでもあり、スピリチュアルな部分もあり、自己啓発や少し宗教的なエッセンスもあり。何より、ファンタジー小説としてとてもおもしろく、私は夢中で読んでしまいました。
読みながらワクワクして先が気になって、読み終わった後は、一種カタルシスのようなものを感じたのを覚えています。



ではでは。
少し、本の内容をご紹介しましょう～～！！


羊飼いの少年は、旅をしたいという夢を持っています。

少年の前に、ひとりの老人が現れます。
「おまえが誰であろうと、何をしていようと、おまえが何かを本当にやりたいと思う時は、その望みは宇宙の魂から生まれたからなのだ。それが地球におけるおまえの使命なのだよ」

少年は、老人に、羊の十分の一を渡して旅に出ます。

しかし、旅をはじめてすぐにどろぼうに遭い、少年は一文無しになってしまいます。
少年はなげき、涙を流して泣きます。
羊飼いだった頃は幸せだったのに、今は一人ぼっちで悲しい。

やがて彼は気づくのです。
自分のことをどうろぼうに会ったあわれな犠牲者と考えるか、宝物を探し求める冒険家と考えるか、そのどちらかを選ばなくてはならないことに。

「僕は宝物を探している冒険家なんだ」と彼は言いました。

少年は、羊飼いのままでいたら決して知ることがなかった困難や痛みや喜びを経験しながら、それでも旅を続けて、やがて愛する女性にもめぐり会います。

愛する女性を砂漠に残して旅を続けている時、少年は自分の心とさまざまな対話をします。

心は、こんなことを彼に伝えてきます。
「人は、自分の一番大切な夢を追求するのがこわいのです。自分はそれに値しないと感じているか、自分はそれを達成できないと感じているからです。永遠に去ってゆく恋人や、楽しいはずだったのにそうならなかった時のことや、見つかったかもしれないのに永久に砂に埋もれた宝物のことなどを考えただけで、人の心はこわくてたまりません。なぜなら、こうしたことが本当に起こると、非常に傷つくからです」

「僕の心は、傷つくのを恐れています」
少年が言うと、錬金術師はこう答えます。

「傷つくのを恐れることは、実際に傷つくよりもつらいものだと、おまえの心に言ってやるがよい」

 

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