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使徒言行録 8章4~25節

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<この悪事を悔い改め、主に祈れ。そのような心の思いでも、赦していただけるかもしれないからだ。(22節)> 「ステファノの説教は聴く者に感銘を与え、喜びの訪れとして語られるものではありませんでした。彼は歯に衣着せぬ厳しさと率直さで、イスラエルの罪を暴き、悔い改めを促します。しかし、その説教がもたらした結果は、激しい怒りと彼の殉教でありました。」と松浦牧師は説かれている。 その日から、エルサレム教会への大迫害が起こり、皆ユダヤとサマリアの地方に散っていった。サマリアはかつて北イスラエル王国の主都であったが、女神コレとローマ皇帝をまつる神殿があり、独自の律法を持っていた。そのためユダヤ人はサマリア人を蔑んでいた。 サウロ(後のパウロ)は、その時ステファノの殺害に賛成し、家から家へと押し入って教会を荒らし、男女を問わず引き出して牢に送っていた。 弟子のひとりフィリポはサマリアの町に入り人々に福音を宣べ伝え、病や傷で苦しむ人々を癒した。フィリポの偉大な業を目にしたシモンは彼に付き従いその奇跡に驚いて洗礼を受けた。シモンは魔術で死者の霊を呼び出したり、占いをして自らを「偉大な人物」と呼んでいた。 サマリアの人々が神の言葉を受け入れたと聞き、ぺトロとヨハネが町に入った。彼らが人々の上に手を置くと人々に聖霊が与えられていった。それを見てシモンが「私が手を置けば、誰でも聖霊が受けられるように、私にもその力を授けて下さい」とお金を差し出した。 「ここに登場するシモンは現代社会を映す鏡です。彼は神から与えられる聖霊の力と神の賜物を金銭で買い取ろうとしました。昨今、私たちは否応なしに教育、文化、思想、信仰でさえも金銭との関わり抜きで語ることが出来なくなっているのです。私たちを取り巻く世界に、魔術師シモン的価値観が広がっていることを示します」と松浦牧師は警告される。 シモンはぺトロに「この金はお前と一緒に滅びてしまうがよい」と厳しい叱責を受けるが同時に「この悪事を悔い改め、主に祈れ、そのような心の思いでも、赦していただけるかもしれないからだ」と悔い改めの言葉も与えられる。 壊れた原子力発電所の処理に手こずっているのに、「経済発展のために」と他国に原子力発電所を売り込む決意を笑って語る人をそのままにしていていいのだろうか。神の知恵をもって阻止しなければならない。

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