次男の学年最後の読み聞かせがありました。
卒業を控えた子どもたちに、何を読んであげればいいだろう、と
絵本ナビのサイトで調べて、図書館で本を探したりしましたが、
読んでみたい絵本が図書館に所蔵されていなかったり、
図書館にある絵本を見ても、なかなかピンと来るものが見つからず、
結局、絵本ナビで紹介されていた中から、この本を買って読むことにしました。
ボブ・ディランの「FOREVER YOUNG」という歌の歌詞をもとに
作られた絵本です。
「FOREVER YOUNG」は、ボブ・ディランが息子のことを思って作った曲
なのだそうです。
「FOREVER YOUNG」が「はじまりの日」と訳されています。
きみが 手をのばせば絵を担当するポール・ロジャースは、ジャズ・フェスティバルのポスターを 多く手がけているイラストレーターだそうで、きっと、こういう 音楽に関するテーマは扱い慣れているのでしょう。 あちこちに、ボブ・ディランにかかわる人物やレコードをちりばめた おしゃれで、かちっとしたイラストレーションになっています。 巻末には、どこにどんな人物や場面を描いているかという 説明があるので、ディランのファンの方には特に嬉しいかもしれません。 イラストレーションの中では、 一人の少年が、ミュージシャンからギターをもらい、 自分でも歌うようになって、音楽活動を続け、 力を合わせて活動できるいい友達もできて、 大人になって、小さな女の子に自分のギターをあげる… という素敵なストーリーが描かれています。 翻訳はアーサー・ビナード。平易でやさしい日本語にしてくれています。
しあわせに とどきますように
きみのゆめが いつか
ほんとうに なりますように
毎日が きみの はじまりの日文章の量が少ないので、 さーっと読むと2分半くらいしかかかりません。 どうしようかな… 息子を思って作った歌だ、ということも説明したいしな。 途中で、英語のプラカードや看板も出てくるので、 その意味も説明してあげないと、子どもたちはわからないだろうな。 でも、説明を途中にはさむと、せっかくの文の流れを 途切れさせてしまうのが残念だな。 夫が「一回読んで、説明をして、もう一度読んでみたら?」 と助言してくれたので、そのようにしてみることにしました。 もうすぐ卒業だね、おめでとう、という挨拶をしてから、 一度まず、さーっと通して読みました。 そして、 絵本の中でギターを手渡していることについて、 署名活動のシーン(英語の看板「地球を守れ!」)の説明、 デモ行進のシーン(英語の看板「戦争をやめろ!」)の説明、 (デモ行進とは何かについても、簡単に説明しました) ディランが子どもを思って作った歌だということを説明して、 お父さんやお母さんに言われてると思って聞いてね、と言って(余計だったかも) もう一度、通して読んでみました。 所用時間10分。うーん、思ったより長くなっちゃった。 2回読まれて、子どもたちはどう思っただろう。 もしかして、退屈だったかなあ。 説明は必要だったのか、あるいは、しないでもよかったのか…。 でも、説明しないとわからないだろうしな。 子どもたちは最後までおとなしく聞いていてくれましたが…。 …ということで、成功だったかどうかはよくわからないのですが、 この絵本に含まれている願いが、 子どもたちに届いてくれているといいな。 たくさんの願いがこもった、美しい歌詞が、 イラストに込められた希望に満ちたストーリーが、 子どもたちの心に響いてくれているといいな。 この絵本の中には、ただ叙情的に「幸せ」を願う親心だけではなく、 人とのつながりを持つことや、 おかしいと思ったことには声をあげられる人間であれ、 という願いも込められています。 デモ行進のイラストが添えられた歌詞は、
きょうも あしたも
あたらしい きみの はじまりの日
流されることなく難しい時代を生きる子どもたちに、 このフレーズが届いていますように。
流れを つくりますように





