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マタイによる福音書 18章21~35節

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<家来はひれ伏し「どうか待ってください。きっと全部お返しします」としきりに願った。その家来の主君は憐れに思って、彼を赦しその借金を帳消しにしてやった。(26.27節)> ぺトロが「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯したなら、何回赦すべきでしょうか。七回までですか」と主イエスに尋ねると、「七回どころか七の七十倍までも赦しなさい」と答えられ「天の国は次のようにたとえられる」とある王の話をされた。 アダムの子カインが弟アベルに声をかけ、二人が野原に着いた時、カインはアベルを殺した。主から「今、お前は呪われる者となった。お前は地上をさまよい、さすらうものとなる」と告げられたカインは「わたしの罪は重すぎて負いきれません。・・・わたしに出会うものは誰であれ、わたしを殺すでしょう。」と言った。 主はカインに言われた「いや、それゆえカインを殺すものは、だれであれ七倍の復讐を受けるであろう」主はカインに出会うものが誰でも彼を撃つことがないように、カインに記しをつけられた。 カインは主の前を去り、エデンの東に住みそこで町を立てた。と創世記は記している。その後、カインの子孫レメクが、誰かに傷をつけられたら「カインのための復讐が七倍なら、レメクのためには七十七倍」と、他人への復讐を止めてはならないと命じている。 「従って赦しは、復讐の反意語としてここに記される。主イエスに従う者は自分を繰り返し傷つける(心身において)者に仕返しをするというような、人間的な意図を放棄しなければならない。そうすることで、彼らはレメクとは正反対の者と呼ばれるのである。」と解説されていた。 家来は王から1万タラントン(1タラントンは6000デナリオンで1デナリオンは労働者1日分の賃金相当)の返済を求められた。彼は「どうか待ってください。きっとお返ししますから」と詫び続けたので、王は憐れに思いその借金を帳消しにした。 それなのに彼は、自分に100デナリオン借金している仲間が返済できないでいることを知ると引っ張って牢に入れた。その事を知ると王は怒って彼を牢役人に引き渡した。 そして、「心から兄弟を赦さないなら、わたしの天の父もあなたがたに同じようになさるであろう」と言われた。天の国はそういう王のおられるところであるらしい。


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